2013-12-20 Fri
こんにちは。Happy Catアドバイザーの坂崎清歌です。
キリンの続きです。
飼育のあらゆる場面で
威圧以外の方法で動物に接する。
その考え方は猫の飼育にも
もちろん共通します。
猫でも、例えば、
撫でる、顔を近づける、抱き上げる
などの行為が個体によっては
威圧になります。
たったこれだけのことでも、
威圧と感じている猫ちゃんが
現実に存在するのです。
そのことを私たち猫の飼い主は
ちゃんと認識しているでしょうか?
「うちのコは大丈夫」
と簡単に思わないでください。
あなたのする、その行為は大丈夫でも
他人にその行為をされた時に
ちゃんと守ってあげられていますか?

私は情けないことに自信がありません。
でも、それを自覚して、
今、出来ていないからこそ
少しでも改善していくように努力する事、
それが大事だと思っています。
一歩一歩進んで行くために、
猫について知り、学習について知り、
それを実際の生活の場に活かす。
それが猫のためのトレーニングです。
猫が何かをするのがトレーニング
では無いのです。
猫のために人間が学び、
猫が穏やかに暮らせるようにしてあげるのが
トレーニングなのです。
・・・キリンの話、まだ続きます。
お読みいただき、ありがとうございました。


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始めは、トレーニングは猫に何かを教えることで肩に力を入れてやるかたいものだと思っていましたが、現在は、好きなおもちゃで遊んであげたり、不安そうな時は大好きなおやつをあげて不安を取り除いてあげたり、猫が暮らしやすい環境を提供してあげることがトレーニングになるんだなと思います。