2014-02-01 Sat
こんにちは。Happy Catアドバイザーの坂崎清歌です。
行動分析学の基礎知識4回目は
「好子(こうし)出現の強化」について。
(好子については、
「その個体の好きなもの」
「その個体にとってのメリット」
くらいに思ってもらってOKです。)
行動分析学の「強化」とは、
行動の頻度や強度が増すこと、
またはその操作のことです。

なので「好子出現の強化」は、
「好子が行動の直後(or行動と同時)に現れる」
という経験をすると、
その行動をする頻度が将来的に高くなる、
ということです。
猫が
「鳴いた時にオヤツがもらえた」
という経験をすると、
「鳴く」という行動が
将来起こりやすくなる。
猫にとって「オヤツ」は
多くの場合「好子」です。
「鳴く」という行動をすると
「オヤツが出てくる」(ことがある)
ならば、鳴くという行動が
起きる頻度が増えるわけです。

これが「好子出現の強化」です。
こうして行動の原因を
「行動の直後に何が起こったか」
で探っていくのが
行動分析学の考え方です。
この「好子出現の強化」の他に
あと3つ、抑えておかないといけない
基本の随伴性があります。
なので次回からは
あとの3つについて書いていきます。
お読みいただき、ありがとうございました。


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