2014-02-21 Fri
こんにちは。Happy Catアドバイザーの坂崎清歌です。
行動分析学の基礎知識として
これまで「行動随伴性」について
書いてきました。
この行動の直後の環境変化によって
行動の自発頻度が変わる学習を
「オペラント条件づけ」と言います。
行動分析学で扱う行動は
オペラント条件づけされているオペラント行動、
それと、レスポンデント行動というものです。
レスポンデント行動とは
刺激によって誘発される反応です。
(行動と反応は言い換え可能と
考えていただいてOKです。)

これは個体がしようと思わなくても
誘発刺激によって起こるもので、
「行動の原因が行動の前」にあります。
例えば、
目にホコリが入れば、涙が出ます。
口の中に食べ物が入れば、唾液が出ます。
このように、
涙や唾液を分泌する
という反応の原因は
反応が起きる前の刺激にある。
これがレスポンデント行動(反応)です。
実は猫のトレーニングにおいて、
このレスポンデント行動は重要な
部分を占めます。
そのことについては、また今度。
お読みいただき、ありがとうございました。


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ずっとトレーニングには行動の頻度を増やしたり減らしたりするオペラント条件づけの方が重要だと思っていました。
最近では、モノや人を良いもの、良い存在と結びつける古典的条件づけがまず重要だとわかりました。
これを意識して猫と接するようにすると猫の反応が変わってきたように思います。
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