2014-03-21 Fri
こんにちは。Happy Catアドバイザーの坂崎清歌です。
今日は行動分析学の記事の続きです。
素朴概念で行動の原因を説明すると
説明した気にはなるけれど・・・
「やらないのはやる気がないから」
「なぜやる気がないと判断したのか」
「やっていないから」
と言うのでは循環論になってしまう…
これはこれまでに書いてきた通りです。
また素朴概念で説明すると
行動の原因は「個人の問題」
と言うような流れになってしまいます。
ですが、
「あいつにはやる気がない」
と個人を攻撃してみても
問題は何も解決しません。

大切なのは、行動の原因を
説明した気になることよりも、
行動の結果、何が起こったのか
行動に随伴して起こった環境変化から
行動の原因を読み解くことです。
そうすれば、
「変えたい行動を
どうすれば変えられるのか」
「増やしたい行動、して欲しい行動を
どうすればしてもらえるのか」
「減らしたい行動、やめて欲しい行動を
どうすればしなくなるのか」
を具体的に考えることが
可能になるのです。
「行動随伴性」で
行動の原因を読み解く大切さが
お分かりいただけたでしょうか?
お読みいただき、ありがとうございました。


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2014-03-22 土 07:41:20 |
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性格や気分だけで判断するのではなく、行動のあとにどのような環境変化があって行動がどうなったかを考える方が行動を変えやすいと思いました。面白いです。